旅行前夜、荷造りを終えた瞬間のあの安堵感。しかし、それも束の間、次に訪れるのは「本当に忘れ物がないだろうか?」という終わらない不安だ。これ、きっと誰しもが一度は経験しているのではないだろうか。
僕も例外ではない。むしろ心配性な性格が災いして、準備を終えた後も何度もカバンを開けては中身を確認してしまうタイプだ。「割引証明書とかいるっけ?」「充電器は入れた?」「予約確認メールのスクショ撮ったっけ?」そんな確認を繰り返しながら、結果的に睡眠時間を削る羽目になる。
最近の旅行準備では、忘れ物を防ぐために「持ち物リスト」を作ることにしている。スマホのメモアプリに「絶対忘れてはいけないもの」と「できれば持っていきたいもの」の2つのリストを用意し、一つずつチェックをつけていくのだ。これのおかげで以前よりは安心して準備が進むようになったけれど、それでも最後の最後で「何か見落としている気がする…」という不安は消えない。
以前、沖縄旅行に行った際に痛い目を見たことがある。飛行機の時間が迫っていて慌てて家を出た結果、家のテーブルにスマホの充電器を置き忘れてしまったのだ。現地で充電器を買い直したけれど、旅行初日から「やっちゃった感」に苛まれた。これ以降、「充電器は最後に絶対目視確認する」という教訓を得た。
そしてもう一つ気をつけているのが、カメラの準備だ。旅行先での写真は思い出として重要だから、カメラのバッテリーやメモリーカードを忘れないようにするのは必須だ。特に僕のように最近カメラを新調した人間にとっては、せっかく買ったカメラを旅行先で活躍させられないなんて、絶対に避けたい事態だ。
ちなみに、何度確認しても「本当にこれで大丈夫か?」と心配になる場合は、いったん荷物から離れるのがコツだ。少し頭を冷やしてから再度チェックすると、意外と「あ、これ忘れてた!」と気づけることも多い。
それでも忘れ物を完全にゼロにするのは難しい。だから最近では「最悪何か忘れても現地で何とかなる」と割り切ることも覚えた。忘れ物に気を取られてせっかくの旅行を楽しめないのは本末転倒だ。
旅行準備って、ワクワクと不安が入り混じった独特の時間だ。それもまた旅行の醍醐味だと思うし、そんな小さなハプニングも後々振り返ればいい思い出になるのかもしれない。
以下におまけとして「絶対忘れてはいけないもの」と「できれば持っていきたいもの」の2つのリストを添付してみたので参考にしてほしい。そして何より、心配しすぎず楽しむことを忘れずに!
絶対忘れてはいけないものリスト
(忘れると旅行そのものに支障が出るもの)
- パスポート(海外旅行の場合)
- 財布
- 現金
- クレジットカード/デビットカード
- 保険証(国内旅行用)
- スマホ
- 充電器
- モバイルバッテリー
- SIMカード(海外旅行の場合)
- 旅行の予約情報
- 航空券や電車のチケット(紙または電子)
- 宿泊先の予約確認書(紙またはスクリーンショット)
- 観光チケット(テーマパークや観光地の事前予約がある場合)
- 常備薬
- 持病の薬やサプリメント
- 絆創膏・頭痛薬などの基本的な医薬品
- 身分証明書
- 運転免許証(レンタカー使用時)
- マイナンバーカードや健康保険証(緊急用)
- カメラ(持っている場合)
- バッテリー
- メモリーカード
- カメラ本体
できれば持っていきたいものリスト
(持っていかなくてもなんとかなるが、あると便利なもの)
- 着替えや洗面用具
- 衣類(滞在日数に合わせて)
- 下着・靴下
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- スキンケア用品(旅行サイズ)
- ヘアブラシ、シャンプー・コンディショナー
- エコバッグ(現地で買い物や荷物を持つときに便利)
- 旅行ガイドブックや地図
- オフライン用のアプリ(Google MapsやMaps.meなど)もおすすめ
- 折りたたみ傘やレインコート(天候の変化に備えて)
- 飲み物用ボトル(現地で再利用できる)
- 小型スピーカーやイヤホン(移動中の音楽や映画鑑賞用)
- おやつや軽食(移動中や小腹が空いたとき用)
- お土産用の袋やラッピンググッズ
- ビニール袋(汚れた衣類やゴミを入れる用)
- 洗濯グッズ
- 洗剤(携帯用パック)
- 折りたたみハンガー
まとめ
- **「絶対忘れてはいけないもの」**は前日にリストを基にチェックしてカバンに入れておく。
- **「できれば持っていきたいもの」**は直前に必要に応じて追加し、無理に詰め込まない。