かしこくたのしく

20代 横浜市民 男性の日常と独り言

水道屋の闇を覗く:検尿カップの事件

皆さんこんばんは。えもを です。

今朝、生まれて初めてトイレに検尿カップを流してしまいました。

僕の場合、健康診断で引っかかるのは値ではなく検尿カップってね。haha...

 

普段関わりのない水道修理業者ですが怪しい噂をよく聞きます。

今回は、そんな水道修理業者を実際に使ってみての実録と感想です。

 

目次

 

事象発生

今日は僕の健康診断の日でした。

例によって年のギリギリに受診です。

 

朝起きてすぐ、いつも通り件の工程を済ませました。

ただ、今回はいつもの紙ではなくプラスチックだったのです。

 

リサイクルするし洗ったほうがいいと思い、

洗面台で洗うのは少し気になるし、このまま流す際に出てきた水で軽くすすげばいいんじゃないか、と寝ぼけた頭で考えました。

もうあとはお分かりですよね。寝起きの弱い握力が水圧に負けました。それはそれはスッと持っていかれました。情けない...

 

「え、これ詰まるかな」

今考えれば当たり前ですがこれまでこんな経験ないので、一回詰まるか水を流して試しました。

 

レバーを引いた直後は水がたまり、ゆっくり水が引いていく感じ。詰まっています。

確信に変わったと同時に、ふと自分の口座残高が頭をよぎります。

 

 

相場と見積

健康診断まではあと1時間以上あったため、色々調べてみました。

 

水道修理屋には、ぼったくりまがいの業者も多いそう。

生活に絶対必要なものの故障で焦るところを狙っているのでしょう。

僕もたまたま先日ポストに投函されていた磁石のものがあったので、口コミを見てみたら評価が最悪でした。磁石の投函をしている会社はよく調べてからのほうがいいですね。

 

とりあえずネットで調べた数社の修理業者に見積電話。

電話見積もりをしたいといっても、金額幅も伝えずに曖昧にする業者がほとんどでした。状況を現場で判断して作業を決定するのはわかりますが怖いですね。

 

3社くらい電話をかけてから詳細な金額幅を伝えてくれた1社がありました。

諸事情で会社は伏せます。

作業内容によりますが、

吸引までの簡易的な作業は、およそ2,000円前後。

便器取り外しまでの作業は、およそ15,000円前後。

排水管の奥のほうに行ってる場合は、高くて40,000円ほどかかる とのこと。

 

受付フリーダイヤルの案内で折り返し来た電話は、元気すぎず怖すぎない一般的な口調の男性でしたが、警戒心出しまくりの僕の言葉にもしっかり説明で返してくれましたので、そのまま依頼。

 

イケおじ作業員が訪問

修理担当が13~15時に来るとのことでしたので先に健康診断に行き、帰宅。

トイレが出来ないと思えば思うほど行きたくなるのはなんででしょうか。

気を紛らわせるために持ち帰りした昼飯を食べつつリモートワークをしていると、訪問前電話が来て30分後の14時30分前に担当の方が自宅に来られました。

ベテラン作業員っぽいイケおじが、自己紹介を済ませ道具を広げました。

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簡単な作業から、便器の脱着確認、最終的には菅全体にワイヤーを通す、といった流れとのこと。

ある程度の会話をしましたが、やはり検尿カップを流して詰まってしまう方は多いそう。なかには水に流せると思って流す人もいるのだとか。マジかよ。

 

作業開始!

いよいよ作業開始です。

まずは高圧式ポンプで引き出す作業。

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まあ出てきません。僕が畳みかけて流したからでしょうか、すまんイケおじ。

 

次は便器を取り外して確認。

便器は構造的に「N」の形をしているので、曲がっているところで引っかかっている可能性もあるということですね。

ところが、床から取り出しても見えません!!

イケおじ曰く、もう排水管の奥に進んでいるとのこと。

 

一旦...金額の確認...

......ちょっと待てよ、今の段階でいくらなんだ?

怖くなったので一旦金額の話にしました。

 

おじ「脱着を行ったので現在までは税込17,600円。でも17,000円に値引きできますよ」

僕「え、いいんですか?...ではここから詰まりを解消するといくらですか?」

おじ「うーん、税込48,000円ですね」

は?

(電話では高くて40,000円って聞いていたのにな...)

 

もちろん相場は理解しています。奥まで詰まっているとなるとこれくらいはするかもという覚悟も、さっき受けた健康診断の待ち時間に済んでいます。

でも、20代一般社会人の僕にはあまりに大きい金額です。

 

僕「ちょっと待ってくださいね」

ひたすら悩みます、時間にして10分くらいでしょうか。

イケおじが、なんだか詐欺師に見えてきました。

 

 

まさかの金額交渉

さg...じゃなくてイケおじが切り出しました。

おじ「ちなみに予算はおいくらとかありますか?」

あれ、なんだか現場の空気が変わりました。

 

僕「え?まあ30,000円くらいがありがたい...ですかね?」

相場よりやや安いくらいを伝えました。

おじ「ちょっと上司に聞いてみますね」

外に出たイケおじ。なんでしょう。

おじ「税込33,000円までなら出来ます」

 

え?出来るの?でもまあ希望には近づいています。

...やっぱりイケおじだった。

 

作業再開

僕「それで詰まりが解消するなら...」

今度は大きなワイヤーを排水管の中に通していき、詰まりの原因ごと押し出す作業とのこと。イケおじと内容の確認をし、いざ作業再開です。

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本来48,000円の作業が33,000円になったのかという衝撃がまだ脳内に残っています。

仲良く話していてよかった...

作業は30分で終えるとのことで、それまでおとなしく待ちます。

 

作業完了と会計

イケおじから作業完了で声をかけていただきました。

無事詰まりも解消しています。よかった。

会計はもちろん33,000円。

クレジットカードで決済したので来月の自分に苦が回ります。

明細をもらって、イケおじは帰られました。

 

これはもうアウトじゃないか?

一安心してトイレ直行。こんなにトイレにありがたみを感じたのは初めてです。

落ち着いてから明細をもらっていたので見てみました。

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あれ?作業内容が少し改変されています。

(画像にはありませんが、書類下に880円値引きと書いています)

 

うーん、専門外なので何とも言えませんが、これって架空計上じゃないのか?

高圧ポンプの段階で17,000円という話がありましたが、薬品洗浄は行っていませんし、なにか交換作業もありません。

これはもうアウトだろ!!

 

何を基準に修理屋を選ぶのか

僕もある程度ネットで調べて選んだのですが、どうやらとんでもない会社にあたってしまったようです...じゃあ何を基準に選べばいいのでしょうか。

 

1. 実績と口コミをチェック

  • 業者の実績やネットの口コミを調べてみましょう。口コミサイトやレビューで他の人の評価を見ておくと、信頼度がわかりやすいです。
  • 地元での評判や、知り合いからの紹介があれば、なお安心ですね。

2. 許可証や資格があるか確認

  • 水道工事には資格や許可が必要です。「給水装置工事主任技術者」などの資格を持っている業者なら安心感があります。
  • 許可証を持っている業者は、きちんとした施工をするのが基本です。

3. 事前に見積もりをもらう

  • 作業に入る前に必ず見積もりを出してもらいましょう。金額や内容がわかりやすいかを確認してください。見積もりが曖昧だったり、追加料金が多い場合は注意が必要です。
  • いくつかの業者に見積もりをお願いすると、相場感もわかって安心です。

4. 対応の速さと親切さをチェック

  • 問い合わせたときの対応や説明が丁寧かどうかも大事なポイントです。トラブルが発生しているときに、迅速でわかりやすい説明をしてくれる業者だと頼りになります。

5. 保証があるか確認

  • 修理後の保証制度があるかどうかも確認しましょう。きちんとした業者は、修理後のトラブルにも対応してくれる場合が多いです。
  • 保証期間や範囲についても、前もって確認しておくと安心です。

これらのポイントを押さえることで、より信頼できる業者を選ぶことができます。安心して依頼できるように、しっかり確認してくださいね。

 

まとめ

いかがでしょうか。水道屋さんの闇が垣間見えましたね。

一般的に使った機会が少ない業種ですが、皆さんも業者選びにはお気を付けを。

電話見積で具体的な金額幅を伝えない会社が多かったのは「そういうこと」なのかもしれませんね。定かではありませんが特例の交渉もあるかもしれません。

今回の取引は怪しすぎるので、僕は明日以降で消費者センターの相談窓口に聞いてみようと思います...

 

さて、今回はここまで。

長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。

 

それでは。